企業活動の中で、日々蓄積され続けるデータを、価値ある情報として利用することで生まれる価値をDX化によるメリットと呼びます。大企業の戦略に多大な貢献をしているデータベースですが、中小企業ではまだまだ有効に利用されていないようです。
先進的な小売業ではデータベースを活用したOneTo Oneマーケティングと呼ばれる販促手法により顧客ニーズの獲得に力を注いでいます。ネット販売を行なっている企業は、ショップ機能に付随した販売管理システムを活用して、データベースマーケティングを実行しています。
データの活用ができない企業における共通点。
その重要な情報の一つに、顧客情報・販売管理があります。「顧客と販売した商品」通常、この情報は商売の基本情報です。この情報の活用により「売上向上」「利益率向上」の糸口が見えてくるはずです。DX推進の思考を社員の多くに指し示す必要があります。
1:分析する仕組みがない。
1:情報分析データベースシステムを導入すべきです。もちろんDX推進のインデックスを考慮し、段階的な導入の検討も必要です。現在の会社の中で、どんなデータを分析し、その分析データを「誰が・いつ・何処」で見るのかを確認。情報の処理内容・運用規模からシステムを検討すべきです。高機能すぎて使えない例はたくさんあります。最初は、簡単なデータベースシステムでも問題ないと思います。基本宅分析は行えます。蓄積されたデータは、他のソフトでも利用できますから、高機能なシステムは十分な検討が必要です。
2:分析手法がわからない。
2:データベースを導入すると、情報の分析が簡単に行えるために、今まで見えていなかったことが表面に出てきます。問題点や改善点が明確になります。例えば、店舗とネットで化粧品を販売している会社の場合、ネットで販売した場合、販売した顧客情報はカートシステムに記録されているので分析は可能です。しかし店舗で購入されたお客様はどうでしょうか、化粧品の販売は肌への親和性などデリケートな商品なので、商品販売時に「お肌のケアサイト」登録カードをプレゼント。登録ORコードから会員登録(会員優待有り)していただくの仕組みの構築で、お客様情報が得られます。これでネット販売と店舗販売の顧客の情報を分析し、キャンペーンなどを実行できます。
3:分析する重要な項目が足りない。
3:データベースは設計が重要なので、後から項目を追加することは可能ですが、プログラムの修正展も多くなります。最初の段階からしっかりと項目を決めるべきです。